わたしがわたしへ贈るしあわせレシピ

日々の感じたこと・思ったことを書きつらねています

よもやま話(その時感じたこと・思ったことをつらつらと)3

 

曇り空の今日、連日の雨で濡れてしまったスニーカーを洗いました。洗えるって幸せ。また週明けから新しい気持ちで履けるから。スニーカーはあまり洗うと接着剤が取れてしまうから洗わないほうがいいとお店の人には言われましたが、やっぱり汚れたら洗ってすっきりしたい。

 

 

先日、仕事の帰り道、機嫌よく歩いていたらスニーカーに何やら黒いものがくっついているのが目に入りました。ん?虫?ハチです。(うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼)とココロの中で叫び、慌てて払おうとしました。

 

 

でも、よく見るとスズメバチっぽいお姿。これはいたずらに刺激をしたらいかん!でも、怖い!思わず履いていたスニーカーを脱いで放り投げました。でもハチさん、動じない。スニーカにくっついたまま。スニーカーから離れてくれません。

 

 

離れてくれるのしばらくを待ってみましたが、離れない。あの…、そんなに気に入っていただかなくても…。どうしよう。このままずっと案山子のように片足立ちしているわけにもいかないし、雨もぽつぽつ降ってきたし、もうすぐ暗くなるし、でも下手に刺激して攻撃されるのもなぁと考えを巡らせながらハチの様子を伺っていました。

 

 

 

スニーカーを片方置いて帰るのは明日困るし、うーん。ハチさんの様子だとわたしに気づいていないかもしれない。攻撃されるリスクもあるけど、ここでじっとしていても仕方ない。ちょっと叩けば飛び去ってくれるかも。

 

 

 

持っていた折りたたみ傘の柄を伸ばして恐る恐るえいっ!とハチさんめがけて叩いてみました。飛ぶかな?ドキドキ…。ペシペシっ‼ ぽと。 ぽと…? 予想に反してハチさんはスニーカーから地面へ落ちました。そして動かない。

 

 

 

すでに弱っていたのかな。気絶したのか息絶えたのかは確かめていません。怖くて近づけないから。とにかくその場を離れるため素早くスニーカーを回収して、さっと履いてお暇しました。家路につくまでそこからあれこれ考えました。

 

 

 

ぱっと見たところスズメバチの姿をしていたけれど、スズメバチじゃなかった?わたしはスズメバチと認識したから、怖い・危険だとフィルターがかかってしまったけれど、実はよく相手を見ていなかったのではないか?それって人間関係でも往々にあることだな。

 

 

 

先入観で人を判断してしまうことあるなぁって。実際に関わってみると最初の印象とずいぶん違うと感じることもあります。人に限らず日常的にとっさに判断してしまうことの多さに気付かされました。その判断が、危険を避ける能力でもあるのですが。

 

 

 

時々上司があれこれ話をしだすのですが、だいたいこちらがアドバイスするより、ただ聴いて必要な情報を提供すれば自分で答えを出して去っていきます。で、あとから「なんだ、話を聴いてもらいたかっただけなのか」と気づきます。でもその時わたしはどう答えようかばかり考えている。それもフィルター(先入観)がかかっているからなんだな、と。

 

 

 

ハチさんのできごとからそんなことを考えました。でね。あとで調べましたが、やっぱりあのハチさんはスズメバチのようです。比較的おとなしい種類だったのかもしれません。刺されずに済んだのは奇跡かも。ありがたや。