わたしがわたしへ贈るしあわせレシピ

日々の感じたこと・思ったことを書きつらねています

旅とわたしとTachlesと

 

 

Points of You®の5つの価値のひとつ、”Tachles”(タハレス)。イスラエルスラングなのだそう。エバンジェリスト講座(旧資格講座)で頂いたガイドブックには「綿密な行動計画」と記載されています。今日はその”Tachles”について感じたことを書いていきます。

 

 

 

 

道に達するのは困難なことのように感じます。どこまでもどこまでも長く遠い道のりで、わたしが無知であることを思い知らされます。先日、ふと思い立って旅をしてきました。ヘアピンカーブが続く山道を通るバスに乗って目的地へと向かいました。

 

 

 

 

バスは観光用のルートではなく、地元の方々しか通らないような県道を通りました。小さな集落が点在して、畑や実をつけた樹木があちらこちら車窓から見えます。普段のわたしの生活では目にすることのない光景です。

 

 

 

 

人が集まって生活するのは、互いに助け合うことで苦難を乗り越えることがたやすくなるからです。そうして便利になると更に人が集まって村や町になり、更に人が集まって区や市になる。そうするとより便利に生活がしやすくなる。

 

 

 

 

わたしは人がたくさん集まる場所が苦手ですが、そうした中にあることで今の生活がもたらされているのも事実です。たわわに実る樹木を見れば、そこにどれだけの年月と労力がかかっているのだろうと考えさせられます。

 

 

 

 

当たり前のように食べられるその実は、奇跡の集まった結果によるものだと理解すれば、頂けるのはただありがたいことだと感謝の気持ちでいっぱいになります。わたしはすぐに忘れてしまうから、こうして思いだすことが大切で。

 

 

 

 

時刻をよく確認せず予定外に乗ったバスだったけれど、このルートを通るバスで良かったとありがたく感じました。無知な自分を知ることができたので。バスを降りたその先では、ただひたすらに歩いて目的地をめぐりました。

 

 

 

 

目的地にはそれなりに人がいるのですが、皆さん車でお越しのようです。時季的な条件もあってか、わたしの歩いた道で人とすれ違ったのは、片手で数えられる程度の人数でした。おかげで自分のペースで黙々と歩き続けられたのです。

 

 

 

 

クマが出没するとのことだったので、熊鈴をカラコロ鳴らしながら林道や山道をてくてくと。あまりに人に出会わないので、この道でいいのかな、迷っていないかな、と少し心配になることもありましたが、分岐点には道標が立っていたので「大丈夫だ」と確認できました。

 

 

 

 

”Tachles”ってそういうものなのかもって思ったのです。人と違う道、すれ違うことのない道、これでいいのかなと迷うこと、そこからまた選択し進むこと。予定どおりにならずとも目的地へ行くこと、途中のプロセスを楽しむこと。

 

 

 

 

ガイドブックに記載されている内容と合っているかなんて関係なくて。答え合わせしなくていいや。それがわたしの”Tachles”なのだから。ことばは言葉でしかなくて、それよりもそこにある心・魂を自分の目で確かめて知ることが大切なのじゃないかな。