わたしがわたしへ贈るしあわせレシピ

日々の感じたこと・思ったことを書きつらねています

自分とつながることで満たされる



COVID-19の影響もあって、リアルに誰かとつながることが避けられ、オンラインでの交流がさかんになっています。SNSを見る時間も増えたかもしれません。外の世界・誰かとつながっていたいと人は願うし、そう行動します。その前に自分とつながってみない?というのが、今日のテーマです。それでは本文へまいりましょう。




自分とつながる




自分とつながることで、自分が満たされていることを感じられます。自分とつながるってどういうこと?と疑問に思われるかもしれません。スピリチュアルなことではないのですが、結果的には近いものなのかも、と思います。



これは感覚なのですが、自分とつながるとは、自然とつながるということです。歩いているときに風を感じたら、風の一部であるような、雨の音を聴いていたら、雨の一部になるような。そんな感覚です。キャンプとかハイキング、散歩などで自然に触れるとリラックスするのは、認識しているかは別として、自然とつながるからです。本来の自分に戻ったような。



子どもの頃、親戚の所有する別荘で夏休みを過ごしたことがあります。小さな古い建物で、水がいつも冷たくて。まわりは白樺の森で、目に見える範囲には建物がなくて人の気配もない、静かな場所でした。風が吹くたびにざわざわと白樺の枝葉が揺れ、雨が降ればトタン屋根に音が響いて。そんな体験も影響しているのでしょうね。



今の時世は自然の一部であることを忘れてしまうほど便利なものがあふれています。だからまわりがどう思うかとか、誰かの「正しい」に惑い、地位や名誉、財産に目を奪われ自分を見失ってしまいがちです。(それで便利な世の中に発展し、その恩恵をわたしたちが享受しているのも事実です。)



でもね。疲れちゃうの。そればかり追いかけてたら。だから、誰かとつながる前にまずは自分とつながることが大切なのです。自分とつながるとそれだけで癒やされます。最初はつながることが難しいかもしれませんし、自分の中に抵抗があるかもしれません。




それでもつながることをくり返していると、満たされていることが次第にわかってきます。頭で理解するというよりは、感覚で理解していきます。




自分とつながる具体的な方法はひとりで過ごす時間をつくるだけです。もう、これです。これしかないです。誰かと過ごしていないと不安かもしれませんが、自分とつながるには、ひとりで過ごす時間が必要です。いろいろ試して自分が楽しめる「ひとりで過ごす時間」を見つけるとよいでしょう。




たとえば、トイレやお風呂は、ひとりで過ごす時間ですね。その時間をどう過ごすか、工夫してみるといいです。トイレの壁にお気に入りの絵を飾るのもいいですし、ひとりで過ごす時間を快適にするために、掃除をこまめにするようになるかもしれません。わざわざ大自然のなかに行かなくても大丈夫です。




通勤時間もひとりで過ごす時間になりますね。スマホでゲームをしたり動画を見るのではなく、居眠りをするでもなく、小説を読んでその世界に遊んでみたり、お気に入りの音楽を聴きながらまわりの景色や人の様子を観察したり。代わり映えしない景色だと思っていたものが、違って見えるようになります。




電車が安全に運行できるのは、駅員さんや、運転士さん、車掌さんがいて、車両や線路、信号機などを整備点検する人たちがいるからです。交通事故が起こらないように道路に信号機や標識が設置されたり、暗い夜道に迷わないように街灯があったりするのも、だれかがそこに関わったからです。




そんなことに気づくと、多くの手助けがあって自分の生活があることがわかります。便利さの陰にだれかのおかげがあるのだとわかれば、充分に満たされていると感じられます。それって自分とつながるからわかることです。




自分とつながることで、自分は何が大切で必要なのかはっきりするので、むやみやたらにだれかとつながろうとしなくなります。どこかでつながっていますしね。また、自分が喜ぶもの・嫌なものがわかるから自分の機嫌もコントロールできますし、感情の波風が小さくなります。波風が立つときは、だいたい自分の都合を押し通そうとしている時だなと気づくこともあります。



多くの手助けの積み重ねの上に自分がいる。



それがわかれば、もう充分です。