わたしがわたしへ贈るしあわせレシピ

日々の感じたこと・思ったことを書きつらねています

本「7つの習慣」を読み返して気づいたこと 2

 

 

7つの習慣」を読み返して気づいたこと、前回は第一〜第三までの習慣のことについて書きました。今回は第四〜第七の習慣で気づいたことを書いていきます。このあたりの内容は前回読んだ時の記憶がまったくありません。字面をただ追っていただけです。

 

 

 

第四の習慣「Win-Winを考える」

 

 

ここを実践するには、次の第五の習慣が必要になってきます。第五の習慣を実践するには自己基盤が整えられていることが必要です。お互いにより良くなる方法を見つけるのは、時間をかけて話し合うこと、双方向の信頼関係を築くこと、相手を尊重すること、自分を尊重すること、そんな要素が必要です。アサーションですね。

 

 

どちらかの要求を一方的に受け容れるのではなく、どちらも満足するような案を見つけ出し、どうしても見つからないなら取引はしない。取引しない選択肢があるのは、「必ず見つけなければいけない」というプレッシャーを和らげるように感じました。

 

 

でもね。「Win」「Lose」という表現がわたしは好きじゃないなぁって感じました。どうしてそう切り分けるのかなって。損得というものさしが人の世界にはとても深く根付いてて、わたしはそのものさしは好きじゃない。そんな気持ちが先行して、あまり自分の中へは入ってきませんでした。次に読む時はどう感じるだろうか?

 

 

 

第五の習慣「まず理解に徹し、そして理解される」

 

 

この章では、はっ!とさせられた気づきがありました。本を読みながらその内容に自分のものさしを当てはめてジャッジしてたんです。内容に対して「そんなのあるのかな?」とか「まったく共感できない。」など。

 

 

だから理解できなかった。自分のフィルターに当てはまらないから、受け容れられなかった。自分の感じたことが先立って、相手を理解しようとする姿勢ではなかった。誰かの話を聞くのはおろか、本を読むときも自分のものさしでジャッジしているなんて!って衝撃的でした。

 

 

奇しくも「まず理解に徹し、そして理解される」で気づくとは!そしてそれは、第七の習慣の章で見事に言い当てられていて反省しきり。。。

 

 

とはいえ、実践しているときもあることに気づきました。時々、上司の代わりに採用面接官をするのですが、面接の時は、まず相手の状況を確認します。それからお願いする業務について説明をするようにしています。

 

 

面接官を担当した当初は、先にこちらの業務を説明していたのですが、面接を重ねていくうちに、先に相手の状況を伺ったほうがスムースな感じがしたのです。そうすると、相手の求めているものや懸念事項がわかるので、こちらの説明もどこに重点を置けばいいかわかります。また、質問もされやすいです。一方的でない、開かれた時間になります。

 

 

だから誰かの話を聴くときは、そこを意識すれば注意深く耳を傾けられるし、より相手を理解できるって、身を以て知っているのです。なのに忘れてしまう。。。忘れるのは、気持ちに余白がないからなのでしょうね。面接の時はそういう準備をしてから臨みますからね。いつでもその準備ができているようにしていたいものです。

 

 

 

第六の習慣「シナジーを創り出す」

 

 

この習慣も第五の習慣と共にあるので、単独で実践するものではないように感じます。他の習慣と合わさってその上で起こる習慣です。だから実践しようとしてできるのではなく、他の習慣に付随して実践される。そのように感じました。ここはあえて意識しないほうが、良いようにわたしは思います。自然に起こるものだから。

 

 

 

 

第七の習慣「刃を研ぐ」

 

 

自己研鑽、ということでしょうか。宝玉を宝玉たらしめるべく磨き続けよ、です。自分の行いを顧みて、自分の拠りどころ(原則)に従って修正していく。自分の外側に拠りどころを置くと宝玉は磨いても仮初めの輝きしか放たない。だから拠りどころがどこにあるのか、事あるごとに確かめ、自分のあり方を問う、それが「刃を研ぐ」ことなんじゃないかと。

 

 

第七の習慣は、自分の内面を磨くことであり、それがなければ他の習慣もブラッシュアップしない。習慣はただの切り口で、それぞれが独立しているものではありません。それぞれが互いの一部であり、またひとつである。一即多、多即一。表現の仕方が違うだけで、根本は同じところにある、そんな感覚で読み終えました。

 

 

 

最後に「パラダイムシフト」

 

 

最初に書けばよかったのに、最後になってしまいました。忘れてました。7つの習慣の大前提にある、パラダイムシフト。物ごとの捉えかたを変える。そのためにはまず、自分の物ごとの捉えかたに気づくことです。自分の当たり前を疑ってみる。

 

 

たとえば、血液型と性格の関連性について。

「らんぷらいとさんの血液型は?」

「O型です。」

「えぇーーーー‼A型にしか見えない‼」

 

よくこう言われます。うんざり。相手は違えど毎回同じ反応されるので。「A型=〇〇」「O型=△△」という相手の公式(ものさし)にわたしが当てはまらないからだ、ということです。つまり、わたしそのものを見ていない。公式に合うかどうかでわたしを見て判断しているのです。

 

 

以前のわたしなら、公式に当てはまろうとしました。そうすることが自分の価値を守ることだと思っていたからです。でもね。その公式にわたしが当てはまらなければいけない理由はどこにもありません。当てはまろうとそうでなかろうと、どうでもいい。今のわたしの基準はそこにはないので。

 

 

 

今回「7つの習慣」を読み返して、前回と違う気づきがあったのは、こうした小さなパラダイムシフトが繰り返された結果なのだと考えます。また時間を空けて読み返せば、新たな気づきに出会えるような気がします。わくわく。